監査法人の定期採用スケジュールを解説【論文試験後すぐに就活をしよう】

2019年10月14日

「監査法人の定期採用ってどんなスケジュールなの?」
「就活はいつから始めたほうがいいの?」

こんな疑問に答えます。

この記事の内容

  • 監査法人への就活は論文式試験の直後から始まっている
  • 9月のイベントから就活をスタートしよう

監査法人の就活は論文式試験の直後から始まっている

まずは大手監査法人の定期採用のスケジュールを説明します。

定期採用のスケジュール

  • 8月下旬:論文式試験
  • 9月:法人説明会・事業部別説明会
  • 11月中旬:合格発表
  • 11月中旬~下旬:説明会・エントリー・書類作成・面接
  • 12月上旬:内定

このスケジュールの特徴は次の2つです。

  • 9月から就活はスタートしている
  • 合格発表から内定までは超タイト

9月から就活はスタートしている

論文式試験が終わったら合格発表まではのんびりできる…と思われるかもしれませんが、実際のところ、あまりのんびりしている暇がありません。

上記のスケジュールの通り、9月から大手監査法人では法人説明会や事業部別説明会が実施されます。

もしこのことを知っていなかったら、監査法人の就活に大きく出遅れることになります。

そもそも、なぜ合格前に就活イベントがスタートしているのでしょう。

それは、合格発表から内定まで2週間~3週間という超タイトスケジュールだからです。

監査法人の目線からすると、3週間程度で魅力を伝えるというのは、ムリゲーです。
一般的な大学生の就活は、説明会から内定までざっと3か月はかかりますが、それと比較すると、その1/3しか時間がありません。
ですから、できるだけ前倒しして就活の情報を出しておきたいとどの監査法人も考えています。

合格発表からは内定までは超タイト

前述しましたが、合格発表後のスケジュールは超タイトです。

説明会の予約、監査法人へのエントリー、履歴書やES(エントリーシート)の作成、面接2回と、これらを2週間~3週間で凝縮して行います。

タイトすぎて、この期間に監査法人選びを十分にすることはほぼ無理です。

ですから、合格発表が出る前から監査法人の研究ができないと、適当な就活になってしまいます。

9月のイベントから就活をスタートしよう

具体的にいつから就活を始めたらいいのでしょうか。

察しのいい方ならもうわかっていると思いますが、9月から就活を開始すべきです。

「監査法人選びなんて簡単だし、合格発表の後でもいいでしょ」と考える人がいるかもしれませんが、それはとても甘い見通しです。

一見、どの監査法人も基本は「監査」なので違いは感じられません。

しかし、監査法人に勤めるとわかるのですが、監査法人ごとに特色や雰囲気が違うことが分かります。

また、監査法人内で似た事業部でも、仕事の進め方や考え方が異なります。

監査法人・事業部ごとに違いがあるのですから、自分に合う・合わないが出てきます。
時間をかけずに適当な就活をしてしまうと、自分に合わない監査法人に就職することになるかもしれません。

そういったことを避けるためにも、時間をかけて就活して、自分の生きたい監査法人・事業部を見極めるのが大切です。

まとめ:合否の不安を乗り越えて就活をスタートしよう

最後にこの記事を簡単に振り返ってみましょう。

記事のポイント

  • 監査法人の就活イベントは、論文式試験後の9月からスタートしている
  • 合格発表後の就活スケジュールは超タイトだから覚悟をしておこう
  • 合否は出てなくても就活はすべき!

合格が分かっていないのに就活するのは、不安ですし、無駄になるかもしれないという気持ちがあるので、なかなか気乗りしないかもしません。

しかし、合格した後のことを考えると、9月から情報収集をしておけば合格後の就活をとてもスムーズに進めることができます。
変な焦りとかで就活を失敗するといったリスクも大幅に下げられます。

もし合格しなくても、将来の自分の働く姿がより鮮明になるので、次の試験へのモチベーションにもつながります。

論文式試験を受けた方は、ぜひ9月からの就活にチャレンジしてみてください!

じゃーの。

-公認会計士
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