試験勉強をする際に、休息日は設けているでしょうか。
もし設けていない人がいるなら、休息日を設けてください。何か挫折があった時に疲労が溜まっていると、試験勉強に手を付けられないぐらいにまで心が折れてしまう可能性があります。
長時間勉強するのは結構大変
社会人を経験された方なら分かっていただけると思うのですが、仕事で8時間近く働くとかなり疲れます。勤務中は疲労をあまり感じないのですが、家に帰った途端に力が入らなくなるなんてことが私はよくありました。
これは家に帰ったから疲れたのではありません。その日に8時間も働いたから疲れているのです。家に帰って疲れを感じるのは集中や緊張がなくなったからです。しかも昨日や一昨日、さらにその前の疲れが抜けていない可能性も高いです。
私は社会人から公認会計士を目指し始めましたが、試験勉強を毎日8時間するというのは、毎日会社員が働き続けているのと同じぐらい大変だと感じました。
と同時に、休みなく毎日10時間も勉強しているという受験生の話を聞いて「体壊さないか!?」と思いました。幸い勉強による疲労で体を壊したといったことは聞いたことありませんが、社会人では疲労で鬱や自律神経失調症、最悪は過労死に繋がることがあります。
個人的には、社会人と受験生の疲労に大きな差はないと思います(社会人の場合はストレスもあるので、よりハードだとは思いますが…)。
そのため、疲労を回復させるように自分の体をマネジメントすることはとても大切なことだと考えています。疲労を回復させるためには何もしないのが最適ですので、休息日を設けることがよいと考えます。
休息日の設け方
理想は会社員と同じように、週休2日なのでしょう。そのくらい休めば疲労は回復して効率よく勉強することができます。
しかし多くの受験生はそんなに休んでいられないと思われるでしょう。かく言う私も週に2日も休むのは勉強したものが忘れそうで嫌でした。
そこで、多少疲労が蓄積するのを覚悟で週1日の休みにしました。その休み方をご紹介します。
1日を全休にする方法
週のどこかを丸々1日休みにします。例えば日曜日は休息日に決めるなど、曜日を固定することが望ましいです。ただ、授業や答練の関係でそうはいかないという人も多いと思いますので、週の中でどこか都合のいい日を1日休むという方法もいいでしょう。
私はなるべくこの方法で休息日を設けていました。ただ、何もしないというのもそわそわするものです。そこで、あまり長い時間ではないですが、机に向かわずに適当にテキストを流し読みしたりノートを読んだりしていました。特に集中せず、ただ読み流すだけです。集中して読んで疲れてしまっては休息日の意味がありませんからね。
半休を2日に分ける方法
この方法は試験の直前に追い込みをかける際に利用しました。
午前か午後のどちらかを休みにして、どちらかは勉強をします。それを週に2日設けることで、多少の休息を行いました。
メリットとしては、毎日勉強しているので追い込んでいる感じがあり、モチベーションアップに繋がりました。また、毎日欠かさず勉強をしているため、その時は学んだことの覚えが良かったと感じました。
デメリットは、やはり疲れが溜まりやすいこと。全休に比べて疲労が抜けませんでした。そのため試験後はかなりぐったりしてしまって、何週間か疲労感がずーっとつきまといました。かなり気持ち悪かったです。
休息日を設けるとメリハリがつく
休息日があることで疲労回復に繋がりますが、もう1つ大きなメリットがあります。
それは勉強のメリハリです。気持ちの問題ですが、とても大切なことです。
毎日勉強することは重要なことですが、そればかりに注力すると、勉強の質がおろそかになります。勉強において大切なことは集中して勉強できた時間がどのくらいかだと、私は思います。
休息日があることで、勉強すべき日はより勉強に向き合えました。その分、休息日はなるべく勉強を頭から忘れて、体と心の回復に努めました。
休息日は基本的に勉強をしないので焦りが多少ありました。しかし、その焦りを勉強の日のモチベーションにしていました。「休息日は確かに勉強しなかった。でもその分休めたし、勉強日により集中して勉強すれば合格につながる」と。
おわりに
私の好きなマンガを引用しましたが、受験勉強だって常に全力疾走できるわけありません。そんなことをしていたらどこかで倒れてしまいます。
常に全力疾走したい気持ちはわかります。人生を左右する試験です。つい気負ってしまいます。
だからこそ「バランスよく勉強できたやつが勝つ」と考えてください。
休むのだって勉強のうちです。勇気を持って堂々と休息をとってください。
その分、勉強の日に全力でぶつかればいいのです。
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