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短答式試験に合格するための戦略とは【企業法】

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この記事では公認会計士試験の短答式試験の企業法の戦略について考えてみたいと思います。

短答式試験全体の戦略についてまだ読んでいない方は、下記の記事を読んでから本記事を読まれるとより理解できます。

 

まず結論から言うと、企業法に戦略は特に必要ないです。

企業法の戦略と仰々しく言っておきながら、なんだその結論はと思われるでしょう(苦笑)。

しかし企業法は問題の解き方は重要ではなく、純粋な知識量で点数が決まります。

 

 

企業法の短答式試験の内容

企業法は100点満点の試験で、試験時間は1時間です。

企業法はすべて理論の問題となります。

理論問題がどのような形式なのか気になる人は以下の記事を参考にしてみてください。

 

例年の傾向ですと5点の問題が20問で100点満点となります。

20問の内訳ですが、16問は会社法、2問が商法、2問が金融商品取引法(金商法)からの出題が多いです。

 

さて、企業法の特徴は以下のとおりです。

  • 解答時間に余裕がある。
  • 判断に迷う問題が少ない。

 

解答時間に余裕がある

理論問題の解答に時間はさほどかかりません。1問あたり1分から2分で解答できます。仮に1問あたり2分使ったとしても、20問を解答するのに必要な時間は40分。制限時間は1時間ですから20分も余ることになります。そのため企業法は制限時間のプレッシャーがほぼ無いです。

制限時間のプレッシャーがなければケアレスミスの可能性はかなり減ります。ケアレスミスがないということは、純粋に自分がどれだけ試験までの勉強量が純粋に試験結果に反映されるということです。

 

判断に迷う問題が少ない

企業法の短答式試験の問題は条文に記載されていることばかりです。判例や解釈を問題とすることはほとんどありません。

そのため、勉強を十分にやりこんでいて六法を使って条文をこまめにチェックしている人にとっては、企業法の多くの問題が正答可能なAランクの問題に見えるはずです。

※ランクについては以下の記事の「問題ごとに難易度があることに注意する」の部分を参照してください。

もし難しい問題にぶつかったら、それは単純に読み違えているか知識不足となります。落ち着けば解答できますので、なぜか解けなくて焦ってきたら一度深呼吸しましょう。大丈夫です、絶対に解答できます。

企業法は1問目と2問目が少し難しめに出題される傾向があると私は感じています。もし序盤でわからなくてもそれらの問題は無視して後半の問題を解答しましょう。

 

企業法の戦略

「解答時間に余裕がある」「判断に迷う問題が少ない」という特徴を踏まえると、解答の順番とか時間配分とかの戦略を立ててもあまり意味がないことがお分かりいただけるでしょう。解ける問題は知識があれば正答できるし、そうでなければ間違う。それが短答式試験の企業法の本質です。

私はこの企業法の本質から、企業法は勉強をしておけば安定して高得点を狙える科目と判断しました。

そのため、目標点は80点~90点と高めに設定しました。安定して高得点を狙えるのであれば、他の科目の不安定さを補うべく、積極的に狙うべきです。そのため短答式試験までの勉強時間としては、財務会計に次いで多くの時間を割いていました。

 

「金商法」と「商法」の分野は解答できるように準備する

企業法のほとんどの出題は会社法からですが、金商法と商法からも2問ずつ出題されます。論文式試験で出題される可能性が低く費用対効果の悪さからか、金商法と商法のどちらかあるいは両方とも勉強しない方がいらっしゃいます。

私は金商法と商法は両方とも勉強すべきだと考えます。

もしどちらかを勉強しなかった場合、10点を捨てることとなります。

両方勉強しなかったら20点も捨てることになってしまうのです。

金商法と商法の問題は、監査論や管理会計の理論問題と比べたら比較的簡単ですし、ほぼ必ず2問ずつ出題されます。比較的簡単で出題範囲も点数もわかっている点数を取らないというのは、ものすごくもったいないです。

企業法の1点と他の科目の1点の重さは同じです。企業法で10点多く取れば、他の科目は10点少なくなってしまったとしても、帳尻を合わすことができます。

ぜひ金商法と商法の問題は解答できるように準備してください。

 

まとめ

公認会計士試験において法律科目である企業法を苦手にしている方は少なくありません。しかし企業法の試験の本質から考えると、勉強すればするほど点数が見込める科目であり、努力を裏切りにくい科目です。もし苦手であったとしても、相当の勉強時間を割くべきです。

また企業法は短答式試験の最初の科目です。最初の科目が上手く解けなかったとすると、残った3科目によりプレッシャーがかかります。プレッシャーがかかればミスも増えます。そういった悪循環を産まないためにも、企業法をいい感触で解答するということは重要なことです。

ぜひ企業法をみっちり勉強して、短答式試験の合格のスタートダッシュを決めてください。決められれば、合格はすぐそこまで近づいていますよ。