Nullog

サイドFIREに邁進中の公認会計士が、会計・財テク・QoLについて書いてるブログ

怒ってもいいことないよ? 寛容な心を持とうよ

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UberEatsの配達員でお昼時のマクドナルドへ料理をピックアップしに行くと、料理の提供に待たされたおじさんが店員さんを怒鳴りつけている場面に出くわしました。

当然、傍目から見て気持ちいいものではありません。むしろ不愉快です。

というか、そもそもおじさんが怒ったところでメリットは何もありません。思わず「怒っても無駄だよ」というように声をかけたくなってしまいました。仕事中で、睨まれても面倒になるだけだったので、踏みとどまりましたが。

どんな状況だったのか

おじさんは料理の提供までに「13分も待たされた!」と叫んでいました。きっちり時間を測っているなんて神経質な人ですね。

おじさんが頼んでいた料理の量は、ドリンクのMが4つ入りの袋が1つともう1つホットスナックの大きめの袋を受け取っていたので、おそらくセット4人分です。

そのおじさんを一次対応した店員さんは、困り顔で思わず肩をすくめる動きをしました。「全力でやったんだから仕方ないだろう」という感じが出てしまっていました。

おじさんはそれを見て「(肩をすくめる動きの真似)じゃないだろう!店長を出せ!」と更に激怒。

その後、店長とおじさんが会話していたのですが、おじさんの怒りが収まる様子ではありませんでした。配達の料理が来てしまったのでその後は見ていませんので、どのような結末になったのかが気になるところです。

そもそも怒るべき状況なのか?

マクドナルドは早い料理提供をうたっていますが、お昼のピーク時に4人分のセットを迅速に提供するというのは難しいです。

普段はマクドナルドを利用しなかったので配達していて気がついたのですが、お昼時のマクドナルドってどの店舗も結構込み合うんですよね。都心に限らず、ちょっと都心から離れた店舗も行列をよく見ます。

僕が配達員としてお昼のピーク時にマクドナルドに伺う時は、少しゆっくり行きます。なぜならお店が混んでいてすぐに料理を渡してはくれないからです。込んでいる店内で大きい緑のカバンを持って待っているのは、他のお客さんに対して悪い気持ちになっちゃうんですよね。できれば行ってすぐ料理を受け取れるようにしたほうが、お店・お客さん・配達員全てにとっていいことです。

UberEatsを利用するお客さんのほとんどは1人前から2人前ぐらいの量を注文されます。その程度の量ですらピーク時間帯は多少待たされます。もしそれが4人前のセットであれば、言わずもがなです。

マクドナルドの相談窓口に「10分以上待つことはありえることなのか」とメールしてみたところ、以下のような回答をいただきました。

また、時間帯により10分程度待つことがあるのかとのことですが、
それに関しましては、私共としても日頃の指導不足を痛感しており、
誠に心苦しい限りでございます。 

マクドナルド本体としては望ましい状態ではないことは確かなようです。

まぁだからといって怒る必要はやっぱりないんです。

おじさんが怒るメリットはない

おじさんはなんで怒るのでしょう。

今回の料理の支払いをチャラにしたいから? 謝罪の金券でももらいたいから?

これらの理由でおじさんが怒っていたのであれば、浅ましいとしか言えないです。

仮に4人分のセットを作る時間を平均5分としましょう。そうすると今回の場合では食事の提供までに13分かかっていますので、8分ほどタイムオーバーしていることになります。つまりおじさんが金銭的な要求をしていた場合には「俺の8分を無駄に消費させたのだから対価をよこせ!」ということになります。

4人分のセットであれば2,500円くらいでしょうか。8分待たされたことに2,500円をチャラにして欲しいというのは、おじさんの8分の価値が2,500円であることを意味します。つまり時給換算すると18,750円相当になります。月給になおすと300万円。そんな高給取りのおじさんに僕は出会ったことがありません。

つまり支払いをチャラにしてほしいという要求は、ただのボッタクリです。

金券の要求も同じことです。仮に1,000円の金券を渡すとしても、おじさんの時給は7,500円相当です。公認会計士の時給が5,000円ぐらいですので、そのおじさんは公認会計士以上の大物ということになります。まぁそんなおじさんは基本的にいませんよ。

仮にこれらの金銭的な要求が通ったとして、その後も気持ちよく店に通うことができるでしょうか。よっぽど厚顔無恥じゃない限り無理です。

 

ただ待たされたのに腹がたったから怒った?

この理由だったら僕は呆れてしまいます。もし待たされたのが嫌ということであれば、その人は時間をすごく大切にしている人です。にもかかわらず怒るということは、怒る時間を無駄にしているわけです。

つまり、待たされて腹が立って怒るという行動は、本当に時間を大切に考えている人であるならば、その後の時間の無駄を考えると絶対に選択してはいけない行動なのです。

 

金銭的なメリットはそもそも暴論である上に、通ったとしても遺恨が残る。

感情的に怒ってしまったのであれば、それはただの時間の無駄。

たかだか料理の提供が少し遅れたぐらいで怒っても、得られるメリットなんて何もないです。

おじさんは店側のことを思って怒っていた?

もう少し好意的に捉えて、料理の提供が遅れてしまうオペレーションがなっていないお店を指導するつもりで怒ったとしましょう。

だとしても、怒る必要はないですよね。そっと店員に声をかけて店長を呼んで、状況を説明して改善を求めればいいだけです。

あるいはお客様センターに問い合わせして店側の不備を伝える。これだけでも店側は改善する意識を持ちます。

「お前のために怒っているんだ!」というセリフはドラマでも現実社会でもありますが、相手のことを思っているのであれば怒る必要はないのです。相手を改善させたければ冷静に状況の説明や対応策の提案をすればいいだけです。怒るだけでは「あーあ、怒られちゃった」と気持ち的にげんなりするだけで、改善の効果は見込めません。

もっと寛容な社会になろうよ

なんか世の中が怒りっぽくなっている気がしています。現実世界もそうですし、ネット世界もそうです。

僕は2005年くらいにMMOにハマっていた時期がありましたので、そこからずっとネット世界には親しみがあります。その頃はまだイノベーターやアーリーアダプターばかりでしたので、みんなが発言に気を遣っている感じがしました。MMOは3年間どっぷりやりましたが、ひどい言葉遣いの人に出会うことはなかったです。

それがここ数年で、ネット世界での言動はかなりひどいものになりました。ネット世界では匿名性を利用して、叩けるところがあれば叩いて憂さ晴らししているような人を見かけます。twitterとかひどいです。

 

今回はマクドナルドでのクレームを題材に記事を書きましたが、現実世界もネット世界も、怒ったところでメリットはありません。怒って自分だけ気持ちよくなっているかもしれませんが、周りにはヘイトをばらまいていますので、下手したら余計な恨みすら買いかねません。

もっと生きやすい世の中にするためにも、怒ることをやめましょう。

みんなが少しずつ寛容になれば、世の中はもっとずっと心地よい世界になりますから。