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短答式の合格基準は「点数」で判断されます【合格は財務会計の頑張りしだい】

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「短答式はなにを基準に合否を判定するの?」
「その合格基準で合格するには、なにを意識したらいいの?」

短答式試験に向けて勉強し始めた人は、こんな疑問を考える人もいるでしょう。

そんな人の疑問に答えます。

この記事の内容

  • 短答式は「点数」で合否を判定します
  • 「財務会計」が合否を大きく左右します

短答式は「点数」で合否を判定します

まずは、公認会計士・監査審査会のHPから合格基準の記述を抜粋しましたので、確認してみましょう。

短答式の合格基準

総点数の70%を基準として、公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率とします。

引用元:公認会計士・監査審査会

総点数、つまり「4科目合計の点数」で合否を判断するということが書かれています。

短答式試験の総点数は500点ですから、その70%の350点が目安の合格ラインとなります。

この合格ラインは試験ごとの調整されますので、72%のときもあれば65%のときだってあります。ただ、あらかじめ合格ラインがわかるわけではありませんので、70%・350点を目標に受験することをオススメします。

足切りの基準

ただし、 1科目につき、その満点の40%に満たないもののある者は、不合格とすることができます。

引用元:公認会計士・監査審査会

1科目でその満点の40%に満たない場合には、不合格となります。

つまり、管理会計などの100点満点の科目なら、40点を下回ったら不合格です。

財務会計は200点満点ですから、80点を下回ったら不合格です。

ただ、足切りをあまり意識する必要はありません。
科目で足切りしているぐらいなら、総点数でも合格ラインに達することはほぼありえません。

足切りを意識することがあるとすれば、どれかの科目の試験中に、明らかにうまく解答出来ていないときですね。そういった時は「もういいや」と諦めがちになります。

ですが、諦めずに、なんとか足切りしない程度までは解答をすることを意識してください!

合格ラインの70%を取るのがきついのであれば、足切りしない程度の50%を目標に切り替えましょう。

後述しますが、足切りさえしなければ、最後の財務会計で巻き返しが可能です。

足切りをしてしまったらその時点で不合格です。裏を返せば、足切りを回避できれば、合格の可能性はまだまだ残されているといえます。

「財務会計」が合否を大きく左右します

財務会計は、短答の科目の中で唯一の200点満点です。総得点の40%の配点が財務会計となっているのです。

点数で合否が決まる短答式では、配点の大きい財務会計の出来しだいで合否が決まるといっても過言ではありません。

具体的に考えてみましょう。

「財務会計」の得点率による、合格に必要な他科目の得点率

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もし、財務会計で得点率80%(点数:160点)だった場合、合格のためには他の科目で得点率63.3%で十分です。合格へのハードルが低くなった感じがしますね。

一方で、財務会計で得点率60%(点数:120点)だった場合、合格のためには他の科目は得点率76.6%が必要です。この場合は、合格へのハードルがぐっと高くなった感じがします。

1科目の良し悪しだけで他の科目に大きな影響を与えるのは「財務会計」のみです。他の科目だった場合は、ここまで大きな変化はありません。

試しに、他の科目の場合もシミュレーションしてみましょう。

「監査論」の得点率による、合格に必要な他科目の得点率

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監査論を例に出していますが、企業法でも管理会計でも同じです。

もし、監査論で得点率80%(点数:80点)だった場合、合格のためには他の科目で得点率67.5%が必要です。多少のアドバンテージはありますが、財務会計のときとは違って、合格がすごく近づいたという感じはしません。

一方で、監査論で得点率60%(点数:60点)だった場合、合格のためには他の科目は得点率72.5%が必要です。合格が少し遠くなった感じはしますが、他の科目で十分に挽回できそうな感じもします。

このように、配点が100点の科目の結果で多少の良し悪しがあったとしても、合否に大きな影響は与えないことが分かると思います。

もちろん、2科目・3科目と結果が積み重なれば話は別ですので、財務会計以外の科目を軽視しろなんて言いません。安定して合格するには、すべての科目でそれなりの得点を取ることが一番なのは間違いないです。

ただ、財務会計の1科目で合否にかなりの影響を与えることは、覚えておいてほしいです。

財務会計を終わるまでが短答式試験

短答式試験は1日で行われますが、その順番は次のとおりです。

短答式試験の順番

  1. 企業法
  2. 管理会計
  3. 監査論
  4. 財務会計

合否をもっとも左右する財務会計が、試験の最後に行われます。

そのため、財務会計までの試験があまり良くなかった人にとっては、財務会計が「救い」になります。

配点が大きい財務会計が最後に残っているのですから、挽回を十分に狙えます。

そのことは財務会計が苦手だと思っている人も同じです。
短答式はマークシート方式ですから、埋めておけば偶然で正解していることだって結構あります。諦めずに最後まで戦い抜けば、合格のチャンスは残っています。

一方で、財務会計までの試験の感触が良かった人は、財務会計が「魔物」になる可能性があります。なぜなら、それまでが好成績だったとしても、財務会計でしくじればその好成績は無駄になるからです。

他の3科目で得点率80%(点数:240点)としましょう。財務会計で大ゴケして得点率50%(点数:100点)だったら、総点数340点・得点率68%で合格ラインに届きません。

感触がいいからこそ、最後まで油断せずに試験をやりきってください。

まとめ:短答式の合格基準では「財務会計」がとても重要

記事のポイントをまとめます。

  • 短答式は「点数」で合否の判断します
  • 合格ラインは得点率70%・点数350点を目安としましょう
  • 配点が大きい「財務会計」が、良くも悪くも短答式の合否を左右します
  • 短答式の最後の科目である財務会計の試験まで、合否はわからない

短答式試験は何よりも「財務会計」が中心です。

そのため、ぼくが受験したときには「財務会計でいかに失敗しないか」を意識していました。得点を稼ごうと思うと焦りにつながりますし、本番で焦ってしまったら取れた点数も取れなくなってしまうと考えていました。

他の3科目は「財務会計で多少失敗してもいいように」という意識が強かったです。そのため、70点は絶対に下回らないように勉強や試験の戦略を考えていました。

実際にそういった意識を持って、勉強も試験もやりました。そして合格しています。

短答式試験に対してどうやって向き合っていいかわからない人は、ぜひ真似してみてください。

というわけで今回は以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました!