・住信SBIネット銀行のランク3の条件を効率よく達成するには?
・住信SBIネット銀行のスマートプログラムがよくわからない!
こんにちは、ヌルです。
サイドFIREを目指す公認会計士です。
なので、お金周りについてはちょっと詳しいです。
住信SBIネット銀行には「スマートプログラム」という優遇サービスがあります。
その中でランクがあり、ランクに応じてATM手数料・振込手数料の無料回数が決まる仕組みになっています。
この記事では「スマートプログラム」の概要と、ランク3に効率よくなる方法を解説します。
スマートプログラムの概要

スマートプログラムは、商品・サービスの利用に応じて、ATMや振込の手数料無料やポイント獲得などの特典が受けられる住信SBIネット銀行の優遇プログラムです。
厳密にいうとスマートプログラムは「スマプロランク」「スマプロポイント」に分かれます。
今回の記事ではATM手数料や振込手数料に関する「スマプロランク」について説明します。
ランクごとの優遇内容
スマプロランクはランク1~ランク4の4段階に分かれます。
そのランクに応じて、ATM手数料・振込手数料の無料回数が違ってきます。
ランクごとの無料回数

無条件のランク1はしょぼいですが、一定の条件の達成を求められるランク2以上は、かなり多い無料回数となっています。
ランクの条件
各ランクにはそれぞれ条件が設定されています。
各ランクの条件は以下の通りです。
ランクの条件

ランク1とランク2は簡単なのですが、ランク3とランク4はちょっと複雑です。
ランク1の条件
スマート認証NEOを登録していない人が条件というのは、誰でも最低ランク1にはなれるという意味です。
ランク1の優遇は弱く、ランク2の達成条件はとても簡単なので、誰でもランク2は目指すべきです!
ランク2の条件
ランク2に必要なのが「スマート認証NEOの登録」です。
ちなみに、ランク3以上もスマート認証NEOの登録は必須です。
なので、スマート認証NEOの登録がないと、他の条件をどれだけ達成してもランク1のままになります。
スマート認証NEOを登録するには、スマホが必須となります。
なので、スマホを持っていない人はランク2以上になることが事実上できない状態となります。
でも、現代でスマホを持っていない人は滅多にいないので、心配する条件じゃないかなと思ってます。
ランク3の条件
スマート認証NEOの登録に加えて、次の4つの条件のうちいずれかを達成する必要があります。
- 総預金の月末残高が300万円以上
- ロボアドバイザー資産運用残高の合計が月末時点で100万円以上
- 住宅ローンを利用
- Aのうち3点以上を達成
条件の中に「Aのうち3点以上」とありますが、Aの条件は以下の通りです。
Aの条件

Aはすべてで11個の条件がありますが、このうち3つの条件クリアが必要です。
クリアそのものが難しい条件や、継続してクリアするのが難しい条件が入っているので、一見条件クリアは難しそうに見えます。
ランク3の達成条件の中ではこれが一番簡単だと思っています。
詳細は後半で解説します。
ランク4の条件
スマート認証NEOの登録に加えて、次の3つの条件のうちいずれかを達成する必要があります。
- 外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、500万円以上
- 外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、300万円以上 かつ 住宅ローンを利用
- 特定のクレジットカード・デビットカードに入会、住信SBIネット銀行を引落口座に設定
特定のクレジットカード・デビットカードというのは「ミライノ カード GOLD(JCB)」「ミライノ カード PLATINUM(JCB)」「ミライノ カード Travelers Gold(Mastercard)」「ミライノデビット PLATINUM(Mastercard)」になります。
ランク4の条件は外貨預金や仕組預金の多額の残高が必要になってくるので、ほとんどの人は目指すべきではありません。
ランクの判定タイミングと適用時期
判定タイミングは当月末で、優遇が適用されるのは翌々月となります。
例えば、1月末のタイミングでランク3の条件を達成していたら、3月にはランク3の優遇(無料回数10回)を利用することができます。
条件の達成と適用までにタイムラグがあるので、ちょっと注意が必要です。
効率的にランク3にする方法

ランク3の条件の中で比較的簡単に達成できる条件は「Aのうち3点以上」です。
「3つも条件を達成するのは大変そう」と思うかもしれませんが、Aの条件のうち簡単に達成できる条件が存在するのです。
Aの条件の中で簡単なもの
- 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
- SBIハイブリッド預金の月末残高あり
- 給与、賞与または年金の月内ご入金あり
それぞれ簡単に説明していきます。
外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
「ドル」「ユーロ」などの外貨を住信SBIネット銀行で保有していれば、条件達成となります。
この条件のポイントは「金額条件がない」ということです。
なので、1ドルや1ユーロ持っていれば、それだけで条件は達成されます。
僕も最初は半信半疑だったのですが、1ドルだけ外貨預金をしたところ、問題なく条件は達成されていました。
その証拠に、以下は僕の住信SBIネット銀行のアプリのキャプチャなのですが、これで条件はクリアしています。

SBIハイブリッド預金の月末残高あり
SBIハイブリッド預金というのは「SBI証券と連携した円預金」です。
本来、証券会社で投資をする際は、証券口座へお金を送るという手間や手数料が発生します。
しかし、SBIハイブリッド預金であれば、SBIハイブリッド預金の口座にお金を預けるだけで、SBI証券での金融商品の買い付けができます。
送金の手間や手数料が必要なくなるのです。
また、SBIハイブリッド預金にお金があるからと言って、投資を必ずする必要はありません。
あくまで銀行口座の1つですので、投資をしなければお金が減っていく心配もありません。
すでに住信SBIネット銀行とSBI証券の口座の両方を持っている人は、住信SBIネット銀行からSBIハイブリッド預金の申し込みをすればOKです。
その後、SBIハイブリッド預金へ1円でもいいから振替をすれば、条件達成となります。
SBI証券の口座を持っていない人は、SBIハイブリッド預金の申し込みの前に、SBI証券の口座開設が必要になります。
条件達成には手間がかかりますが、設定さえしてしまえば、その後はずっと条件達成された条件が続きます。
SBIハイブリッド預金の利用料はありませんので、金銭負担はありません。
設定さえすれば無料でずっとクリアできる条件なので、ぜひ設定をしてみてください。
給与、賞与または年金の月内ご入金あり
会社からの給与や賞与の振込先口座は住信SBIネット銀行にすればOKです。
最近は多くの会社で振込先の口座を自由に決められるようになってきています。
なので、この条件もすんなりクリアする人も一定数いると思います。
一方で、古い体質の会社に勤めている方は、振込先口座を自由に設定できない場合があると思います。
その場合、この条件の達成は事実上不可能です。
その場合の代替案としては、以下の条件が挙げられます。
- 仕組預金の月末残高あり
- 純金積立月末時点でご契約あり
仕組預金は、デリバティブ(金融派生商品)を組み込むことで好金利を実現した、特約付きの定期預金です。
元本保証がある仕組預金を選べば、お金が減る心配はありません。
ただ、最低10万円の預け入れが必要で、最低でも1年はそのお金を自由に使うことができません。
なので、手元のお金に余裕がない人には、あまりオススメできる手段ではありません。
もう1つの代替案は、純金積立です。
純金積立は、資産運用で金への投資を考えている人にはオススメできます。
ただ、毎月1,000円以上の積立が必須であることや金の相場によっては資産価値が下落してしまうので、他の条件よりはお金が減ってしまうリスクがあります。
なので、万人にオススメできる条件ではありません。
この記事のまとめ
最後に、この記事の内容をおさらいしましょう!
- 住信SBIネット銀行のATM手数料・振込手数料はランクに応じて決まる
- ランクは月末に判定されて、翌々月に適用される
- ランク3になるには「外貨預金」「SBIハイブリッド預金」「給与・賞与の振込口座」を達成するのが簡単
ランク3になればATM手数料と振込手数料が月10回も無料です!
正直、この優遇はほかの銀行と比べて圧倒的に優れていますし、ランク3の条件も比較的簡単です。
ぜひランク3になって、今後はATM手数料を払わない人生を送りましょう!