UberEatsの配達員をやっていると気になるのが、バッテリーの消費量です。
「Uber Driver」という専用のアプリで配達の仕事を請け負うのですが、起動させているだけであっという間に電池を消費していきます。
何も対策をしないと、配達の途中でバッテリー切れを起こしかねません。
そこでこの記事では、できる限りバッテリーを節約して配達を行うための工夫をお教えします。
どのくらいバッテリーが減るのか
私の機種はiPhoneSE。
今や古い機種になるのでバッテリー持ちは悪いほうなのかもしれませんが、どんなアプリを使っても電池がみるみるうちになくなるという経験はここ数年していませんでした。
UberEatsの配達をした時の条件は照度は中位で、他のアプリを特に起動させていませんでした。
そんな条件で2時間~3時間ほど「Uber Driver」を起動しっぱなし結果が以下の通りです。

ファ!?
「Uber Driver」だけでバッテリーの70%も使ってる……。しかも3時間足らずで……。
こんな減り方はYoutubeを見っぱなしでも経験をしたことがありません。
配達員をし始めの時にこんな状態になったので、相当焦りました。もし配達中にバッテリーが切れたらどんなことになるのかと……。
おそらく連続起動を4時間もしたら、私のiPhoneではバッテリー切れを起こすでしょう。
私より新しい機種ならもう少し持つでしょうが、古い機種だったら……恐ろしいですね。
おそらく、位置情報のやり取りをものすごい頻度で行っているのでしょう。配達員の動きは依頼者から丸見えなので、どれだけ膨大な情報量が行き来しているのかは想像が難しくないです。
情報量が多くなればそれだけ処理する必要がありますので、バッテリーを食います。UberEatsのサービスの仕様なので今後のアップデートで画期的にバッテリー持ちがよくなるようには改善されないでしょう。配達員側で何かしら工夫する必要があります。
もし長時間の配達を行う予定であれば、常にモバイルバッテリーを持ち歩く必要がありますね。
今回の記事では私が実践しているバッテリー消費を抑えるテクニックをまとめてみました。
対応策①:配達依頼を受けたらスリープ状態に
バックグラウンドで「Uber Driver」を起動するのは、表で表示しているよりもバッテリーの消費がかなり少ないです。
そこで、配達依頼を受けたらなるべくアプリを見ないでスマホをスリープ状態にすれば、バッテリー消費をかなり抑えられます。
もちろん、スリープ状態にしていれば配達先の地図を見ることはできません。ですがあまり心配はありません。
何回か配達をしていると、同じ店で商品を受け取ることが多くなります。また同じ地域を回ることになるので地理感もつかめてきます。ある程度経験を積んでいれば、地図を一度も見ないでお店までたどり着けることができるようになります。
配達先は毎回異なるのでアプリを頼ることになりますが、それでも逐一アプリを見る必要はないです。
地理感を掴んでいれば大体の位置まではアプリを見ずに移動するのはそう難しいことではありません。
細かい番地は流石にアプリを見ながらのほうが正確で速いのでアプリを見たほうがいいですが、それまでアプリに用はありません。
対応策②:省電力モードにする
最近のスマホは省電力モードがほとんどついています。
これはバックグラウンドでの不必要なアプリや情報の更新をOFFにして、その分のバッテリー消費を抑えてくれます。
この対応策は効果てきめんというわけではありませんが、やらないよりはやったほうがバッテリー持ちがよくなります。
省電力モードにしても「Uber Driver」はちゃんと起動してくれていますので、ご心配なく。
やってはいけないこと:配達依頼前にスリープ状態にする
バッテリー節約のために最初にしたことが、配達の依頼を受けるまでスリープモードにすることでした。
通知が来ればバイブレーションがあるし、画面を見れば依頼が来たかどうかすぐに分かると思っていたからです。
これが大失敗。
自転車が止まっているときならまだ通知に気づけるのですが、自転車に乗っている時に通知が来てもスルーしてしまうことが何度もありました。
配達の依頼は1分で次の人に渡ってしまいます。ちょっとタイミングが悪かっただけでせっかくのチャンスを逃してしまうのです。
対応策①は配達依頼後で、そこからスリープ状態にすることは問題ありません。あくまでダメなのは配達依頼前もスリープ状態にすることです。
いくらバッテリー節約のためとはいえ、配達の依頼前にスリープモードにするのは配達依頼を見逃す可能性が高いので危険です。やっちゃダメです。